朝鮮が対南強硬姿勢にシフトすることを宣言して一連の措置を取り始めたことと関連し、韓国政府が15日、特使派遣を平壌に打診したことが明らかになった。 朝鮮中央通信が17日報じた。
それによると、文在寅大統領が金正恩国務委員長に大統領特使を送るとし、鄭義溶 国家安保室長と徐薫 国家情報院長を特使として訪問時期は朝鮮側が希望する日時を尊重するとする内容を韓国側が打診してきたという。
これに対し、朝鮮労働党中央委員会の金與正第1副部長は「分かりきっている術数がうかがわれるこの不純な提議を徹底的に許さない」という立場を示した。
金第1副部長は「我々が前例のない国家非常防疫措置を施行し、朝鮮境内に対するいかなる出入りも許容しない状態であることを明白に知りながらも、もしかしてと未練になろうとなかろうと空念仏を唱えて特使を送るという南側の不敬な態度を重大視せざるを得ない」と指摘、「南側が現状況をどの程度認識しており、その悪結果をどの程度予想しているのかは大体察しているが、このように空虚な判断と猪突的な提案をしてきたことに対して我々は非常に不快に思う」と切り捨てた。
また、「南朝鮮の執権者が『危機克服用』特使派遣劇に大いに味をしめて、ややもすれば荒唐無稽な提案をしているが、これ以上それが通じないということをはっきり認識すべきであろう。 南朝鮮当局の無能力と無責任性によって招かれた今回の北南危機は、何によっても解決が不可能であり、当該の代価ほど計算が正しくされてこそ終結される」と強調した。
金第1副部長は、南当局が正しい実践で補償し、我々を引き続き刺激する愚か者らの言動を厳格に統制、管理して自重するのが有益であろうと警告した。
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