朝鮮外務省、米国の朝鮮敵視政策に追随する英国を非難

朝鮮外務省のスポークスマンが11日、最近、英国が朝鮮をはじめとする諸国を対象とする「世界人権制裁法―2020」を発表したことと関連、英国を非難した。

スポークスマンは朝鮮中央通信社記者の質問に対し「去る6日、米国の操り人形である英国が人権蹂躙に関連する独自制裁法なるものを発表し、『脱北者』というクズの連中が提供した虚偽捏造資料に基づいて我々の国家保衛省と社会安全省を第一の制裁対象と指定する重大な挑発行為を働いた」と指摘、「英国の今回の行為は徹頭徹尾、米国の対朝鮮敵視政策に便乗した汚らわしい政治的謀略策動である」と糾弾した。

スポークスマンは、米国務省が7日に英国の行動を歓迎する立場を明らかにしたことが明白な証拠であるとしながら「英国は米国に追随したあげく、今や一国の内務安全機関まで自国の制裁対象とする破廉恥な行為も躊躇っていない」と非難した。

また、「我々は、英国が我が国の安保に責任をもった機関を敢えて制裁対象にしたことに対して、我が国に対する乱暴な内政干渉と強く糾弾し断固と排撃する」と強調した。

スポークスマンは英国が「いわゆる『独自性』を主張してEUから脱退したなら、米国に追随するのではなく自分の定見を持って行動すべきではないか」と指摘、「英国は、必ず代償を払うことになるであろう」と付け加えた。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。