「8.15民族自主大会」が12日、韓国の大田市で開催された。
6.15共同宣言実践南側委員会大田本部と平和ナビ大田行動は12日午後7時、平和の少女像と強制徴用労働者像が建てられた大田市役所北門向かいのポラメ公園で「光復75周年 大田8.15民族自主大会」を開催、南北首脳宣言の履行、米韓ワーキンググループの解体、米韓合同軍事演習中止などを要求した。
「大田民衆の力」のリ・デシク常任代表(民主労総大田本部長)は大会挨拶で、「今日、我々が行おうとするのは『民族自主大会』」であり「8.15以降、我々が真の解放を迎えていたのならば、この地では自主と民主が実現されていなければならない」と述べた。
代表は続けて「米国がとる行動を見ると、8.15以前の日本植民地時代の総督府の奴らがするのとまったく同じだ」「米国の奴らは入って来て日本軍と同じように振る舞い、さらには自主も民主もなされていないこの地に分断までもたらした」と米国を強く糾弾、「国民が幸せであるためは、『自主、民主、統一』を作らなければならない」と強調した。
大会では各界の発言も続いた。
円仏教大田忠南教区ノウン教堂のチュ・トヨプ教務は星州のTHAAD配置状況に言及、「我々は自主独立国ですか?」と反問した。
チュ教務は「論理的根拠がなくても、法的手続きに違反しても、民主主義の回復のためにキャンドルを手に取り新しい政権を誕生させても、米国という名の前に全てのものが正当化された」と指摘し「THAADを無くしてこそ平和が来て、米軍を無くしてこそ自主が来る」と強調、「米国から独立してこそ真の平和が来る」と声を高めた。
聖書大田キム・シニル代表は「どのような(南北)交流も、事あるごとに難癖をつけて出来ないように遮ってきたのが、それまで聞くことも見ることもなかった韓米ワーキンググループ」と指摘、「今すぐ韓米ワーキンググループは解体しなければならない」と強調した。
キム代表はまた、「自主!平和!民族大団結!の精神で対決と戦争を終わらせ、平和の新しい歴史を掘り起こして行かなければならない」「そのためにはまず、韓米連合軍事訓練などの戦争演習をやめなければならない」と付け加えた。
今回の民族自主大会では、今後、8月17日から米韓合同軍事演習が予定され軍事的緊張と対決への懸念が高まる中で、4.27板門店宣言第1条1項の「民族自主の原則」に沿って、南北首脳宣言の履行と米韓ワーキンググループの解体、朝鮮半島の平和を脅かす米韓合同軍事演習中止を促す大会を開催することに合意した。
一方、民族問題研究所大田支部は会場周辺で「主要抗日人物と親日派の生涯比較展示会」を開催、大田青年会は「朝鮮学校差別反対キャンペーン」を行った。
コメントを残す