朝鮮労働党中央委員会第7期第17回政治局拡大会議と第7期第5回政務局会議同時開催

台風被害防止に関する国家的非常対策を集中討議

朝鮮労働党中央委員会第7期第17回政治局拡大会議と朝鮮労働党中央委員会第7期第5回政務局会議が25日、平壌にある党中央委員会本部庁舎で行われた。

両会議には、朝鮮労働党委員長である金正恩国務委員長と朝鮮労働党中央委員会の政務局メンバー、政治局委員、委員候補が参加、党中央委員会部署の責任活動家とその他の当該部門のメンバーがオブザーバーとして出席した。

会議では、世界的な保健危機状況に備えた国家非常防疫態勢を点検し、防疫活動をいっそう改善、強化するための当該の問題を深く討議、悪性伝染病の流入を遮断するための国家的な非常防疫活動で現れている一連の欠点を厳しく評価し、早急に克服すべき対策的問題を研究した。

また、強力な防疫措置の実施に関する党中央の思想を各級党、社会安全、保衛機関の活動家に再び深く体得させて完璧な防疫形勢を徹底的に維持することについて強調された。

金正恩委員長は、国家非常防疫活動で現れている一部の盲点について資料をあげて通報し、防疫態勢を引き続き補完、維持して一連の欠点を根源的になくすための積極的な対策を全党的・全社会的に強力に立てることについて強調した。

会議では、26日から27日の間に黄海南道と平安南道、平安北道をはじめ、朝鮮の全般的地域が強い台風の影響を受ける見通しと関連して、台風の被害防止に関する国家的な非常対策を徹底的に立てる問題を集中討議した。

金正恩委員長は、「台風による人命被害を徹底的に防ぎ、農作物の被害を最小限に食い止めるのは人民の運命に責任を持つ朝鮮労働党にとって瞬間も疎かにすることのできない重大な問題であり、一年の農作業の締めくくりを立派にできるかできないかという重要な事業である」と述べ、各級党組織と人民政権機関、社会安全機関に提起される課題を提起、活動家と党員と勤労者に台風の被害防止の重要性と危機対応方法を正確に認識させるための宣伝を集中的にかけ、人民経済の全ての部門で台風の被害を予め防げるように即時の対策を講じることについて強調した。

会議では、党中央委員会指示文を作成して下達することが決定された。

一方、政治局拡大会議に続けて政務局会議が行われた。

会議では、朝鮮労働党第8回大会を招集することに関する党中央委員会第7期第6回総会の決定を貫徹する上で提起される実務的問題を協議、大会準備委員会を組織し、活動体系と分科、グループの活動分担を確定した。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。