(資料)朝鮮外務省スポークスマン談話(21.5.2)

4月28日、米国務省のスポークスマンは反朝鮮人権団体が行った「行事」に関連して発表した公報文で、大流行伝染病(パンデミック)から人民の生命の安全を守るためのわれわれの国家的な防疫措置を「人権蹂躙(じゅうりん)」に罵倒したあげく、最高の尊厳までけなす重大な政治的挑発をした。

朝鮮民主主義人民共和国外務省は、米国の今回の挑発をわが国家のイメージに泥を塗ろうとする対朝鮮敵視政策の集中的な表現、われわれの国家主権に対する公然たる侵害としてらく印を押し、しゅん烈に糾弾する。

米国が言い立てる「人権問題」とは、われわれの思想と体制を抹殺するためにでっち上げた政治的謀略である。

前代未聞の悪辣な敵視政策に執着して、わが人民に計り知れない不幸と苦痛を強いた米国は、人権について論じる資格さえない。

社会的不平等と人種差別で無この人々が毎日のように生命を失い、新型コロナウイルス感染症でおよそ58万人余りに及ぶ人々が死亡した米国こそ、人権の不毛の地、世界最悪の防疫失敗国である。

銃器類事件による死者が一年に4万人をはるかに上回り、各種の犯罪がはびこる所がまさに、米国がそれほど自賛する「文明の世界」である。

米国は当然、自分らのひどい人権蹂躙と侵害行為に対する国際的な調査を受けるべきであり、それに対して全責任を負わなければならない。

われわれはすでに、生命よりも貴重で、最も神聖なわれわれの最高の尊厳をけなす行為に対しては、それが誰であれ、大小を問わず最も強力に対応するということを明白にした。

にもかかわらず、米国が今回、われわれの最高の尊厳を冒涜(ぼうとく)したのは、われわれとの全面対決を準備しているという明確な信号であり、今後、われわれが米国の新政権をいかに相手してやるべきかに対する明白な答弁を与えたことになる。

われわれにとって、人権はすなわち国権である。

米国がわれわれの思想と体制を否認し、「人権」を内政干渉の道具に、体制転覆のための政治的武器に悪用して、「断固たる抑止」でわれわれを圧殺しようとする企図を公開的に表明した以上、われわれはやむを得ず、それ相応の措置を取らざるを得なくなった。

われわれは米国に、われわれに手出しすれば怪我をするということについて聞き分けられるほど警告した。

米国は、われわれの警告を無視して軽挙妄動したことを必ず、必ず後悔するであろう。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。