朝鮮の核実験場廃棄取材を目的とする米、中、露、英の記者団が22日午前、北京国際空港から専用機で元山市の葛麻国際空港に向かった。
朝鮮は23~25日の間に核実験場の坑道を爆破して入り口を閉鎖すると発表(12日付け)、当初は米国、中国、ロシア、英国、韓国のメディアに取材を許可する用意があるとしていた。
しかし韓国については、韓国側で板門店共同宣言の精神に背くような言動が続いたため、今回の取材許可を出さなかった。
日本や韓国内の保守系メディアは、朝鮮が法外な取材手続き手数料を要求していると報じていた。
しかし、外国記者団の1人は、朝鮮からビザ発給費などの名目で1人当たり1万ドル(約110万円)を要求されたかとの韓国マスコミの問いに「フィー(手数料)はなかった」と答えた。
朝鮮側は外国記者団を運ぶため、元山市と核実験場のある吉州を結ぶ鉄道を補修、列車の試験運行をしている。 また、外国記者団のプレスセンターや宿泊所を元山市に用意する方針を示している。
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