トランプ大統領が金正恩国務委員長との会談を突如中止したことについて、ロシア上院のクリンツェヴィチ議員が指摘した。
議員は、トランプ大統領のこの決定が、朝鮮が核実験施設の廃棄を行ったと報じられた直後に出されたことに注目、「政治の危険な綱渡りというか、取引ゲームで全人類の神経を逆なでする行為だ。 米国はわざとこの問題を秤にかけている印象は否めない。 ここで問題なのは、朝鮮の指導者が最期に表した声明ではないと私は思う。両国はこれまでも十分に厳しいメッセージをやり取りしてきた。 これは前置きに過ぎない。 恐らく米国は朝鮮半島の危機解決シナリオをまだ詰めきれていないのではないか。」と述べた。
議員はまた、今回の突然の発表が「同盟国」である韓国、日本共に事前の相談も連絡もないままなされた事実に触れ、「米国は今まで何度も自分の同盟国になどはこれっぽっちの価値も置いていない事を態度に示してきた。同盟国とはこの場合、韓国と日本だ」と指摘、二国が「同盟国」とは名ばかりの、絶対服従の立ち位置にあるという米国の本音、「同盟国」の「国益」をまったく尊重しない米国の態度を内外に示したものとの見解を示した。
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