朝鮮の芸術団が9月にアメリカで公演する事で朝米双方が暫定合意した事が明らかになった。 韓国の「京郷新聞」が伝えるところによると、公演は9月29日にワシントンD.C.で予定されているという。
12日シンガポールでの朝米首脳会談開催時、サムジヨン(三池淵)管弦楽団の玄松月団長が随行しており注目されたが、この案件をアメリカ側と協議した模様。
朝米間の芸術交流としては、過去2008年にNYフィルが訪朝、平壌で演奏会を開催したこがある。朝鮮の歌手が個人資格でNY、LAで出演したことはあるが、大規模な正規の芸術団がワシントンD.C.の舞台で公演したことはない。
朝米首脳会談以降、双方間で緊張緩和と交渉の雰囲気が醸成される中、朝鮮の芸術団による米国公演は「新たな朝米関係」の象徴的として流れを後押しする象徴的役割を担うことになる。
三池淵管弦楽団は2月の平昌冬季オリンピック時にソウルと江陵で公演を行っているが、この時に「Old Black Joe」「You Raise Me Up」「The Phantom of The Opera」等、欧米楽曲も演奏してみせた事から、アメリカ公演でも当然アメリカンPOPS等欧米楽曲も披露するものと思われる。
玄団長がシンガポールに随行した際、朝米会談に直接関わっていないのにも関わらず随行していた事から様々な憶測がなされた。 米国の媒体などでは「トランプ外交チームが文化交流のため平壌のオーケストラをアメリカに招請する方針を考えている」とも報道されていた。
今回の公演合意には、ポンペオ国務長官の最側近の一人であるアンドリュー・キムCIAコリアミッションセンター長が関与しているという。
コメントを残す