ジェフリー元ホワイトハウス国家安全保障会議副補佐官が、朝米高位級会談は失敗ではないとの見解を示した。「VOA」記者とのインタビューで答えた。
ジェフリー前副補佐官は、現時点での朝米問題の核心は、アメリカ本土を打撃することができる朝鮮の大陸間弾道ミサイル能力を防ぐことであり、朝米首脳会談を介してこれを実現したと強調した。
ジェフリー氏は、朝鮮が核実験、ミサイル発射中止を宣言したことは非常に重要な措置であるのに対し、米韓合同軍事演習中止など、米国が提供したのは、簡単に元に戻すことができる措置だと指摘した。
また、朝鮮の非核化は時間がかかる問題であり、今回のポンペオ国務長官の訪朝結果をもって、朝米交渉が失敗したと主張することは適切ではないと強調、朝米両国は行動対行動の原則に沿って進まねばならず、朝鮮に非核化のための具体的行動を望むならば、米国も平和協定の問題、駐韓米軍の規模縮小と活動制限等を実現する時にそれは可能であると付け加えた。
ジェフリー氏は現在、朝米間交渉は初期段階にあることを指摘、朝米関係の今後展望について、ポンペオ長官の訪朝時に朝米両国間で意見の相違が見られたが緊張は高まっていないとしながら、「さらに見守る必要があるが、(米国が)なんの代価も払わず完全かつ検証可能な非核化を取得する方法はない」と強調した。
ジェフリー氏は、ブッシュJr政権とオバマ政権でイラク大使とトルコ大使を務めた。
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